保育園の送り迎えの途中の路地
空き家のお庭に大きな石榴の木があって
五月頃のぷっくりふくらんだ徳利型のつぼみも、
梅雨時に地面に落ちる紅い星も、若い実も、
秋が深まる頃の深紅の実も
めぐる一年間をいつも楽しみに見ていたら
突然ばっさり切り倒されてしまって泣いていた折
庭の担当の嶋さんが打ち合わせに来てくださったので
「大きな樹は何がいい?」と聞かれて
ぼつんと「石榴」と言ってしまいました
オープン前のある日、来てみたら
立派な実が鈴なりになった大きな樹が植わっていて
飛び上がるほどうれしかったです
ひと月と少し
ほんとうに楽しませてもらいました
桃は大喜びで実をたくさん食べました
お客さまにもずいぶん食べていただいたり
持って帰ってたりしていただきました
石榴の出自を調べたら
語源はティグリス川が流れ出す「ザクロス山脈」だという説も…
本邦への伝来は923年頃だけど
遠い異国の山並の名前の、その音は
年月を通してずうっと伝えられてきたんですね
それだけで物語になりそうな
美しい(上に美味しい!)果樹がシンボルツリーとなってくれてるのも
心強いです 長生きして欲しいです
忘れかけていましたが
初冬には黄色くいろづくのでした
空ももう冬空
12月は日曜日も開けたりいろいろです
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