2014年10月8日水曜日

大きな口…



一部に熱狂的な支持者のいるいちぢくマフィン
すだちをてっぺんにフィーチャーしてます
「焼いた日はぜったい電話してください!」と言われてるのですが
毎週土曜日はマフィンの日にしようかなーと企み中です
決めたらまたお知らせいたします

「無花果、むかし家にあったから
 植えたんだけどカミキリムシにやられて枯れたのよねー」と
しょんぼりしていた広島の義伯母に
冷蔵庫にあった1パックを差し上げたところ
「家に着いて食べたらものすごくおいしくてびっくりした!」とわざわざ電話が…
(マフィンじゃなくて生の無花果です)
やっぱり若狭の無花果はおいしいんです

私事ながら喜多村家の法事で

思いがけず俳句の話題が出たのでひとつ…
日曜日、駅前の食料品店におにぎりを買いに行ったら
(ここのお惣菜とお弁当は自家製で栗おこわが絶品です)
「萩やさし敦賀ことばは京に似て」の虚子の句がぶらさがっていて
松原に句碑のある「松原の…」の句のほかは知らなかったので
高浜虚子って敦賀にゆかりがあるのかなあ?と思っていたところ
昨日の会食の席の床の間の軸がまた
「秋晴れや庭とうちとの境なく    虚子」(うろ覚え)…
虚子続き也と内心思っていたら、80を越える僧侶の義伯父がぽつりと
「作太郎おおじいちゃんのお師匠や」
ぬ?と聞き耳をたてていると
「(作太郎おおじいちゃんは)たいこうぎょって号でなあ」
たいこうぎょ!?と思わず末席から声を出すと
「大きな口の魚と書いての。なんせ食いしん坊やったから。」
バタバタしていて結局どの程度の門下の徒だったのかは聞けませんでしたが
「茫洋とした人」と評される義祖父の句があるなら是非見てみたい、、、
熊沢泰禅禅師の関係なのかなあ?
古いホトトギスを探す楽しみができました


白萩の庭の主の三回忌

源平と花を教えた義父(ちち)はなく


白と紅が同じ枝に咲く萩を
「こいつは源平や」と教えてくれた午郎さんでした
庭じゅうがわっさわっさと萩ジャングルなのは
作太郎翁が愛した花だからと聞いてます
俳句詠みならさもありなん
そろそろホトトギスも満開

さてさて今宵は桃さんと店の前に椅子を出して
天体ショーを観覧しました


酔月を大口魚があんぐりと


満月は大地の影に星月夜         松